静電気帯電防止作業服の

必要性:

電子部品・精密機器・薬品・食品・印刷・製本等のあらゆる製造現場では、

高まるニーズ(安全性・信頼性)を満たす為、品質管理体制ぼ強化ならびに

整備・施設の高度化が図られています。

製造現場に欠かす事の出来ないユニフォームに於いても、今まで以上に

静電性・クリーン(発塵)対策への要望が増しています。また静電気対策を

キチンと理解できる販売店・販売者が必要とされています。

 

弊社では、大手メーカーとタイアップし、よりハイレベルなウェアの製造に

対応する環境を整え、クリーンスーツ・超静電作業服・低発塵作業服・一般

作業服と安全靴・静電シューズ・静電サンダル等、幅広いアイテムを用意し

お客様へのご提案をさせて頂いております。

 

静電気帯電防止作業服

(制電服)について

①作業服素材のルーツ(代表的作業服素材)

☆第一世代 1960年以前

  素材 C100%  導電糸挿入 夏用 × 冬用 ×

  比較的安価 防汚性に優れている  天然繊維 綿100%

☆第二世代 1960年〜

  素材 T65/C35 導電糸の挿入 夏用 ×or○ 冬用×or

  後加工による帯電防止加工から60年代後半には金属細線による導電糸が登場

  ポリエステル工業化 1950年代後半 米国デュポン

  ポリエステル利点 疎水性・携帯安定・強度・染色性

  綿利点 吸水性・汚防性・生地風合い

☆第三世代 1970年〜

  素材 T85/C15 導電糸の挿入 夏用 ×or○ 冬用 ×or○

  着用者の実務が屋内・屋外を問わず多様化し、事務服も兼ねた作業服素材として、

    T/C 85/15交織織物が流行。

  カーボン繊維性導電糸が登場し現在も主流として活躍。

☆第四世代 1980年代〜

  素材 T90/C10 導電糸の挿入 夏用 ◯ 冬用 

  ポリエステルの見た目の良さをのこしつつ、快適正の向上を目的に裏綿素材が

    シェアを広げる。 企業 CIブーム

☆第五世代 2000年〜

  素材 T100% 導電糸の挿入 夏用  冬用 

  重作業から軽作業中心へとつ産業構造の変化もあり、

    ユーザーニーズも交織→裏面→ポリエステルリッチな商品に変化。

  ポリエステルリッチのデメリット(静電気を帯びやすい)解消するため

  夏冬問わず静電要求が高まり、ほとんどの素材で導電糸が挿入される。

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導電糸を挿入するメリット(必要性)

                                                                                

・静電気のよる製造部品・製品への悪影響の削減。

・静電気による防爆防止。

・空気中の汚れを寄せ付けない防汚性。

 

後加工による帯電防止加工と

カーボン繊維性導電糸の違い

 

帯電防止加工は親水性の樹脂で加工仕上をする事で、空気中の水分を表面から吸収し静電気を浴びにくくする仕組みである。   

導電糸を挿入された織物は、その導電糸がコロナ放電により静電気を電気的に中和し衣類に静電気を帯電させない役割をもち、かつ湿度による影響を受けない事が帯電防止加工のものとの大きな違いである。

 

静電気帯電防止作業服の規格について

 

JIST8118     日本規格

この規格は、作業服の静電気帯電に起因して発生する災害・障害を防止するため、

生地に帯電防止織物を使用して縫製した静電気帯電防止作業服について規定する。

(災害・障害とは、爆発・火災・電撃のような事故及び災害と、電子素子の破損、

製品の汚れ等の生産障害を指す。)

性能  作業服1着あたり 帯電電荷量 0.6μc以下

*抵抗値  10¹³Ω〜

 

IEC61340-5-1  準国際基準 

静電気現象からの電子デバイスの保護を目的として、IEC(国際電気標準化会議)が

静電気管理技術の準国際規格制作を行っている。

(静電気放電による製品破壊や潜在的欠陥発生による、信頼性低下や歩留まり率に影響)

性能  衣類の表面抵抗値 1.0×10⁵~1.0×10¹²Ω以下

*帯電電荷量 0.11μc程度

⑤静電気と衣類の関係

静電気は物体同士が摩擦や剥離等で大きな力が掛かったときに安定の弱いマイナス電気が剥がれる事によって生じる。

セーター等を脱いだときにパチパチする・・・。それがまさに静電気が放電している瞬間である。

 

< 帯電列表 >

電気をためやすい(+)       ウール ナイロン レーヨン 絹 人体 綿 麻 ポリエステル アクリル       (−)電気をためにくい  

 

 

*上の表は、それぞれの繊維を擦り合わせたときに静電気のおきやすさを表にした物であり

離れている繊維同士はより高い電圧の静電気が発生しやすく、近いもの同士であればその逆になる。 

 

例)ウールの制服に組み合わせる裏地にはナイロン製を使用する。

ポリエステルのフリースにはウールではなくアクリルのセーターをあわせる。

 

衣類別静電気帯電防止の目的

 

 作業服・・・・・・・・・・・・静電気による災害・障害防止。

          一般防寒服・・・・・・・・・・上記+汚れ付着防止。(汚れやすい生地が多いため)

    官庁用防寒服・・・・・・・・・上記+汚れ付着防止+通信機器障害防止

制服・スカート裏地・・・・・・汚れ防止+纏わり付き防止  

カジュアルスポーツウェア・・・汚れ・不快感防止      

⑦Base の ラインナップ

⑴ クリーンウェアAグレード

   クリーンルーム クラス1〜100 市場にはオリジナル対応中心

 

⑵ クリーンウェアBグレード

   クリーンルーム クラス100〜1000

 

⑶ クリーンウェアCグレード

   クリーンルーム クラス10000〜

 

⑷ 超静電       

   IEC規格にも適合したESD(静電気放電)対策商品

 

⑸ 低発塵       

   製品自体が発塵しにくい生地・付属を使用したJIS適合商品

 

⑹ JIS適合       

   一般作業服のJIS適合商品

 




これからのユニフォーム考える。

これからのユニフォーム(仕事服)は、『何処から見ても作業服』と
いうような、機能性だけを重視した衣服ではないと思います。
 
今までの機能性はもちろんのこと、見た目の印象も凄く大切。
 
BASE WORK STOREでは、機能性・安全性
・作業性はもちろんの事、ファッション性と企業PR性(広告塔)
をも取り得れた、センスの良いユニフォームを
発信し続けていきたいと考えています。
 
 


 

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